加齢臭とは人間だけにある特別な臭いではないのです。
加齢臭は全ての生き物に共通して存在しているものなのです。
例えば加齢臭は犬や猫にもあり、年齢を重ねることで犬や猫もだんだん加齢臭を出すようになっていくのです。
加齢臭は生き物の生理であって、そのため完全に取り去ることは難しいものなのです。
動物にとって臭いとはとても大切なもので、動物は他の生き物と区別するために、そして臭いをフェロモンとして異性を引き付けるためにとても必要なものとして利用しているのです。
そして動物は加齢臭を出すことで年齢を重ねた証として知らしめることをするのです。
しかし人間はいくら動物だからといって加齢臭をわざわざ出す必要は全くなくて、加齢臭を出すことは不快なこと以外何もないと言ってもいいくらいなのです。
加齢臭を出すことはこの文明社会で生きる中ではエチケット違反で、特に先進国である日本では臭いには十分に気を遣うべきもので、不快だと思う臭いを出し続けることは社会生活を送るにはルール違反になるのです。
もちろん臭いを出しても法律違反になる訳ではありませんが、身だしなみに注意して他の人に不快な思いをさせないということは、今や社会のルールとして守らなければいけないものなのです。
加齢臭は別目オヤジ臭とも言われているほど、男性特有の臭いとして知られているのです。そのせいで特に若い女性の中には加齢臭は中高年のおじさんの臭いだという風に認識されているのですが、これについては大きな誤解があるのです。
加齢臭は確かに中高年に多い症状なのですが、加齢臭は20代の男女にも稀に起こりうるものなのです。そしてそれよりも加齢臭は多くの女性にも起こりうるものなのです。
それなのになんで加齢臭はオヤジ臭と言われているまでになっているかと言えば、それはやはり今までオヤジと呼ばれる人達の生活態度によるイメージの悪さにあると言えるのです。
オヤジの悪いイメージはタバコの臭いであり、酒の臭いであったり、口臭や体臭の臭いであったりします。
これらの臭いは良く考えてみれば女性にも同じくしていいものなのですが、女性の場合はタバコを吸ってもお酒を飲んでもきちんとケアをして臭いを出さないように心遣いをしてきた訳で、さらに口臭や体臭に対しては特に普段から気を遣ってきているのです。
女性は常にデオドラントや香水などを使用して自分から不快な臭いを出来るだけ出さないようにしてきたことが、加齢臭においても女性からは出ないとまで多くの人に認識させることに成功させたと言っていいのです。
ノネナールという物質をご存知でしょうか?
ノネナールとは、加齢臭の原因となる物質で、年齢を経ることで増加する「9-ヘキサデセン酸(脂肪酸の一種)」と「脂質」が活性酸素により結びつき酸化することで発生する物質のことです。このノネナールが加齢臭の独特の臭いの元となっています。
9-ヘキサデセン酸(脂肪酸の一種)
9-ヘキサデセン酸は、年齢を経ると共に増加する脂肪酸の一種です。「ノネナール(加齢臭の原因物質)」を発見した資生堂によると、9-ヘキサデセン酸が加齢臭の原因物質であるそうです。通常、この発生をとめることはできません。
脂質(中性脂肪やコレステロール)
脂質は、コレステロールや中性脂肪などです。運動不足や偏った食生活やストレスなどにより増加する傾向があります。
血液検査などにより正確な数値を知ることができるようです。
活性酸素
活性酸素とは、本来人間にとって必要不可欠な存在ではあるのですが、過剰に生成されることにより生活習慣病やガン、アトピー、老化などを引き起こす原因ともなります。
紫外線・排気ガスなど大気汚染にさらされている時や細菌やウイルスに感染した時、食品添加物を摂取した時に過剰に活性酸素が生成されるようです。
また、喫煙は活性酸素を増大させるリスクが極めて高いものなので禁煙をおすすめします。
実は中高年にもなると、加齢臭もそうなのですが、薄毛や抜け毛にも悩まされるようになります。こうした薄毛の悩みは体質的なもの、遺伝的なものもあるとは言われていますが、実際のところ、何らかの処置をとって毛が復活したという話もあるので、一概になにもしないで放っておくのが正しいとも限りません。
頭髪の状況で、俗に10歳以上も印象が違ってしまうことがありますから、とくにまだ年齢の若い方にとっても大きな問題。早めに抜け毛対策のシャンプーやローションを使い始めたほうがいいのかもしれません。そして加齢臭が気になる時代にさしかかると、つまりは加齢臭、プラス抜け毛とダブルで悩みが増えるのです。
脱毛が皮脂の過剰分泌にあったり、頭皮の乾燥にあったりと、それぞれの個人で抜け毛の理由が異なるのもまたやっかいです。もし頭皮の加齢臭に悩むとすると、まずはその臭いのもととなる物質をサプリメントや食事などで対処し、後は増毛、育毛系のシャンプーを使ってケアをするのが良さそうです。基本的に匂いケアと育毛ケアは別ものですが、そういった機能が一つになっているシャンプーなども存在するようですから、気になっている方はどうぞそれらの商品をお試しください。
体の外から手軽に予防、というのもアリですが、やはり基本は、体の内側から発生するノネナールを減らすこと。そのためには健康的な生活を送ることが、重要なポイントとなるようです。
ますは食生活の改善です。以前に比べ、現代の日本人の食事は「脂肪過多、ビタミン・ミネラル不足」になりがち。
脂質の取り過ぎは、脂肪過多を招き、結果ノネナールの発生を増加させます。また、ビタミンやミネラルは、脂肪の代謝を助けるうえ、抗酸化作用もあり、ノネナールの抑制におおいに役立ちます。
脂分を控え、果物や野菜をしっかり摂取することを心がけましょう。
次に、過度の飲酒を控えましょう。アルコールの取り過ぎは、健康状態を悪化させるほか、アルコールを分解する時に発生するアセトアルデヒドは、実は加齢臭に似た臭いで、結果として臭いをひどくしてしまいます。
また、喫煙は体内の活性酸素を増やし、酸化反応を起こしやすくしてしまいます。喫煙を控えることは、かなり加齢臭予防に役立つでしょう。
その他、睡眠不足やストレスも、活性酸素を増やしてしまいます。充分な睡眠をとり、ストレスをためないように心がけましょう。
そして、運動です。適度な運動は、活性酸素を減らし、抗酸化効果もあります。さらに有酸素運動は、脂肪分を効率よく燃焼出来、結果加齢臭の予防となります。運動で、ストレス発散・脂肪燃焼し、適度な疲れで良く眠れれば、加齢臭もかなり軽減出来るかもしれませんね。